当院の臨床例

横隔膜ヘルニア Diaphragmatic hernia

2013年2月11日

症例 猫 年齢不明

外にいる猫を保護したが、しばらくして呼吸状態の異常に気づき来院された。

胸部レントゲンでは、横隔膜ラインの消失、心陰影不明瞭、気管の背側への変位、胸腔内の消化管内ガスが認められた。

CT検査では右側の胸腔に消化管が入り込んでいるのが確認された。

横隔膜破裂による横隔膜ヘルニアと診断し、外科的整復術を行った。右側の横隔膜破裂は比較的まれである。

 

CT検査

 

手術にて破れた横隔膜を整復した。