プロビオペットクリニック スタッフブログ

熱中症について

2019年7月24日

だんだん暑い日が続いてきましたね

 

この時期から増え始めるのが

 

熱中症はわんちゃんねこちゃんにも起こり得る病気なのです

 

≪熱中症の原因

 

・蒸し暑い日に車内で留守番させる

・締め切った室内での留守番

・暑さの厳しい日や時間帯の散歩

 

これらが原因で熱中症になることがあります。

 

特に以下の子は熱中症になりやすいです

鼻の短い短頭種

肥満の子

仔犬・仔猫

心臓・呼吸器が弱い子

 

ひとつでも当てはまると思ったらしましょう

 

 

・口を大きく開けて、ハァハァと息苦しそうに呼吸する

・よだれを大量に出す

・おう吐や下痢

・一時的にふらついて倒れてしまうことがある

・目や口腔粘膜の充血(赤レンガ色や、やや暗めの赤色)

 

 

 

この症状が悪化すると・・・

・虚脱や失神

・意識が混濁する

・全身性のけいれん発作が起きる

・おう吐や血便、血尿といった症状

・舌の色が紫色や白色になってしまうチアノーゼ

・ショック症状

 

 

などが起こり、命に関わることも少なくありません

 

このような症状が出た場合の応急処置として・・・

 

 

すぐに涼しい場所に移動し体を冷やしましょう  

 冷たい水で濡らしたタオルで全身をつつむ

・霧吹きで水を吹きかける

・氷枕を動脈の走る首のまわりやわきのしたにあてがう

 

   などで急いで体温を下げてください       

 

 

注意点として・・・

体温を下げすぎないようにこまめに体温を測り、39℃まで下がったら冷やすのをやめましょう。

 

そして、すぐに動物病院に連絡・受診してください