歯突起低形成による環軸椎亜脱臼
2012年5月18日
症例 6ヶ月齢 体重2kg トイプードル 来院時、心肺停止状態であった。蘇生後、四肢不全麻痺が認められた。X線検査で環軸椎の脱臼が示唆されたが、歯突起については不明瞭であった。頚部の固定および内科治療後CT撮影を行った。CTでは歯突起の形成が全く認められなかった。以上の所見により復側アプローチで環軸椎の固定術をおこなった。現在軽度の歩様異常はみられるが、歩行可能となり日常生活の支障はみられない。
正常例
環軸椎亜脱臼CT(動画)
環軸椎亜脱臼手術後CT(動画)