子宮蓄膿症
2013年5月25日
子宮蓄膿症は,避妊手術を行っていない雌犬に起こる,子宮に膿が貯留する病気です.
出産経験のない中〜高齢の雌犬に多く発生します.
第一選択治療は,卵巣子宮全摘出術です.
【症例】
犬 ミニチュアダックスフンド 未避妊雌 7歳齢
嘔吐,元気消失を主訴に来院.
診察時,外陰部から排膿が認められた.
腹部超音波検査および腹部レントゲン検査にて,子宮の液体貯留および子宮の拡張を確認.
卵巣子宮全摘出術を行った.
摘出された子宮には膿が貯留し拡張していた.
手術後,点滴、抗生剤の投与により
食欲および元気回復し,経過は良好である.