歯周病

2014年12月22日

歯周病は、成熟した犬と猫に多くみられる病気です。

唾液や食物が歯に蓄積し、細菌が増殖し、歯垢(プラーク)となりそのまま放置されると、歯垢は石灰沈着し、歯石となり、放置しておくと歯肉炎になります。

炎症の進行とともに、歯肉や歯を支えている骨が溶かされ、歯周炎を起こし、痛みを感じるようになります。ひどい場合には、歯が抜け落ちたり鼻や目に炎症が波及することもあります。歯周病とともに引き起こされる感染症は、心臓や肝臓、腎臓のような重要な臓器に広がってしまうこともあります。

日々のデンタルケアは、もちろん大事ですが、ある程度の歯石が付着した場合は、超音波スケーラーによる歯石除去処置をする必要があります。

 

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歯石の付着あり

 

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超音波スケーラーによる歯石除去処置後