お知らせ

室内飼いの猫に予防は必要?

2024年1月23日

結論

室内飼いの猫さんは予防が必要!』

室内飼いの猫に予防が必要なの?

『うちの猫は家の中から出ないし、元気にしてるし、予防は必要ないかな…。』

と思ってはいませんか?

それは誤解です!!そうではないんですよ!

なぜ、室内の猫でも予防が必要なのか、私の体験談も交えて書いてみますので

、最後までお付き合いください(^-^)

最後にお得な情報も載せました(^ ^)。こちらも見てみてくださいね。

さて、猫さんの健康維持するために飼い主さんができることはなんでしょう?

猫さんの健康を維持するために飼い主さんができる3つのこと

①寄生虫予防
②定期的な健康診断
③電産病のワクチン

この3つについて1つ1つ書いていこうと思います。

まずは・・

①寄生虫予防

<ノミ・マダニ予防>

猫にノミやマダニが寄生するとさまざまな病気の原因になります。その中には命を脅かすものもあります。

ここ数年でSFTS (重症熱性血小板減少症候群)というちょっと覚えづらい病気を耳にしたことある方も多いのではないでしょうか?

SFTSはSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。

人にも猫にも犬にも感染します。

人の死亡率は10〜30%と言われています(^_^;)

また、猫では約70%、犬では約30%と言われています。

またSFTSに感染した猫から人に感染したという事例もあります。これはSFTSに感染した動物の体液に人が触れたことが原因と考えられます。

怖いですね・・・。

『でもうちの猫はこんな怖いマダニに咬まれることはないよね』って思いましたか?

確かにお外に行く猫に比べたら室内猫がマダニに咬まれるリスクは低いでしょう。

しかしノミは違います。ノミからSFTSは感染しませんが、ノミは容易に家の中に入ってきます。

人の衣類や靴などにくっ付いて室内に侵入してくるのです。ノミのジャンプ力は驚異的で、人の膝下くらいまでジャンプしてくっ付くことができます。猫さんは家の中だけかもしれませんが、一緒に暮らしている人間、一緒に飼っている犬、来客からノミを持ち込んでしまう可能性があるのです。

特に注意なのは一緒に飼っている犬がいる場合です。

犬は草むらが大好きですよね。ですがノミやマダニはその草むらに潜んでいるのです。その草むらからノミやマダニがついても犬も散歩している人も気付きません。

でもよーく見ると小さなノミ、マダニがついていることがあります。

私も去年3月くらいに家の周りを散歩してた時のことです。ふと犬の背中を見るとちーさな何かが見えました。最初はゴミかな?と思ったんですが、なんか違うなと思ってよーく見たんです。

そしたらなんとちーさなマダニではないですか!Σ(゚д゚lll)!

しかもよくよく見るといくつもついてます!!!

プチパニックになりましたが、

家に入る前だったので、外で全身をくまなくブラッシングしてマダニを落としました。

マダニがついてすぐ気づき、マダニはまだ被毛の上にいる状況だったため、ブラッシングですぐにマダニを取ることができました。ブラシには毛に絡みついたマダニが何匹もいました。

その時にブラシに毛と一緒に絡まっていたマダニ

ちょっとびっくりしちゃいましたよ。

でもノミ・マダニの予防薬をしっかり犬に使っていたので、家にいる猫にうつることもなかったですし、猫も予防していたので安心でした。

もし、犬も猫も予防をしていなかったどうなってたかと思うと恐ろしいです。

ノミは家の中に持ち込んでしまうとその後がとても厄介です。

ノミは13度以上の環境であれば十分繁殖することができるため、室内で繁殖してしまうのです。

10匹のノミが30日後には2000匹の成虫、9万個の卵、10万個の幼虫を作り出してしまうのです。

これを完全に駆除するのは非常に時間がかかります。

またまた、私の経験談ですが、私は学生の時に飼っていた猫にノミがついていることに気づかず、そのまま部屋で暮らしていました。ある日、ベットで寝ていると目の前を何かがぴょんぴょん飛んでいるのに気付きました。

それはなんとノミだったんです(*_*)

もうそれをみた瞬間からベットで寝るのが怖くなり、毎日毎日掃除機を隅から隅までかけても猫にノミの駆除薬をつけても部屋の中のノミが駆除できませんでした。

本当にノイローゼになりそうでした・・・。駆除するのに数ヶ月はかかったと思います。

こんな思いはもうしたくないですね。

どこからうちの猫はノミをつけてきたんだろう?と考えました。私は猫をベランダに出していたり、

脱走されたこともあったのでその時にノミをもちこんだか、私が持ち込んだのでしょう。

こんな自分の経験と、日々の診療の中で、家猫なのにノミをつけてくる猫さんをたまにみると、

やっぱり予防はしっかりしないといけないんだなと痛感するのでした。

そこで今回は家から出ない猫さんの寄生虫感染の危険度チェックを作ってみました。

1つでもあてはまるようなら、寄生虫感染のリスクがあるということです(T-T)

外にパトロールに行く猫さんやお散歩に行く猫さんは、家から出ない猫さんよりノミだけでなく、マダニの寄生の危険性が非常に高いです。

寄生虫の予防は必須なんです!

外にも出してあげたい、でも予防はしたくない、では猫さんを逆に苦しめてしまう可能性があります。

感染してから『ごめんね』と謝っても遅いのです。

*症例報告*

この写真は秋ごろの診察で、体を触るとザラザラするとのことで来院したロシアンブルーです。

一番左の写真は全部マダニです!

1匹のロシアンブルーについていたマダニです!本当は

この2倍くらいの量が寄生していましたが、写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。

中央と右の写真はマダニに咬まれた皮膚の状態の写真です。

真っ赤になり、痒みを通り越して痛そうですねΣ(゚д゚lll)

このロシアンブルーは数時間、家を出ていたそうです。

短時間でもあっという間にマダニはくっ付きます。

『ちょっとだけだから大丈夫』は通用しなそうですね(/ _ ; )

長々ダラダラと書いてしまいました^^;

長くなったので今回はこれでおしまいにしておきます(T-T)

次は②定期的な健康診断について書こうと思います。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

ノミ・マダニの予防が必要なことがわかってもらえたでしょうか?

1年中繁殖能力のあるノミ、ちょっとだけ外に出ただけでくっ付くマダニ。

1年間しっかり予防して、猫さんと安心な暮らしをおくりましょう。

プロビオペットクリニック 獣医師 増田