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短頭種気道症候群
短頭種(ブルドッグ・パグ・ペキニーズ・キャバリアなど)の多くは特徴的な上気道(マズル、鼻の穴、鼻腔、咽頭)の形態により閉塞性の呼吸障害を起こすことがあり、この病態を短頭種気道症候群という
短頭種の多くが先天的に外鼻孔狭窄や軟口蓋過長などがあるため呼吸の妨げとなり、慢性的に過剰な圧がかかるため、さらに二次的な異常が生じることがあります。短頭種気道症候群は、慢性的に進行して行く疾患です
症状
幼い頃から興奮時や運動時にズビズビ、ガーガー、ブーブーなどの異常な呼吸音を発していることがほとんどです。症状は成長とともに悪化し、安静時でも異常な呼吸音がするようになったり、運動するとすぐ疲れてしまったりします。さらに重度になると運動、興奮、湿度、気温上昇などに伴い、呼吸困難やチアノーゼ、虚脱、熱中症などの生命を脅かす重篤な状態に陥る恐れがあります。
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