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腹腔鏡下卵巣子宮摘出術
一生に一度の大きな手術は痛みの少ない選択を。
アンカー 1
妊娠を望まないのであれば、生殖器関連の病気や性ホルモン関連の病気や問題行動を
予防するために避妊手術を検討してあげましょう。
腹腔鏡下卵巣子宮摘出術（避妊手術）は動物に負担が少なく、
術後の回復も早いことより、
当院では腹腔鏡下卵巣子宮摘出術をおすすめしております。
メリット
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小さな傷で手術が可能（約5mmの傷が２つか３つで可能）
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傷が小さい
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痛みが少ない
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内臓を引っ張らない
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回復までの時間が早い
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お腹を開かないことにより、臓器が乾燥しない
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カメラによる鮮明な画像が得られ、細かい臓器の異常や血管を目視することができる
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胸郭の深い大型犬や肥満犬は開腹手術より安全におこなえる
デメリット
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開腹手術より費用がかかる
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特殊な器具や機械を必要とし、熟練した技術が必要なため、限られた病院でしかできない。
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気腹による循環障害の報告がある。
腹腔鏡下卵巣子宮摘出術の様子
❶全身麻酔をかけ、腹部の毛刈り消毒を行います。
❷器具を入れるためのトロッカーの設置をします。
トロッカーからはカメラ、臓器をつかむ鉗子、血管を処理する機械を入れていきます。
❸トロッカーが設置できたら、気腹といってお腹に炭酸ガスをある一定の圧までで注入します。
その後、手術台を傾け、腹腔臓器に卵巣が埋まらないようにします。
卵巣は腹壁と繋がっているため、腸管や腹腔内脂肪が下方へ移動することにより、卵巣がみやすく
なります。
❹カメラと鉗子を挿入します。
両サイドにモニターがあり、どちらからでも画面が見られるようになっています。
高性能カメラ、最新LEDライトにより非常に明るく拡大されるため、鮮明な画像が得られます。
❺このような画面を見ながら腹腔に挿入されている器具を操作して卵巣や子宮の処置していきます。
左の写真は卵巣を持ち上げているところですが、開腹手術の場合、卵巣をかなり引っ張った状態で処
理するのですが、腹腔鏡の場合、引っ張ることなくカメラで確認しながら処理ができます。→卵巣を
引っ張らないことが術後の痛みや不快感の軽減になっていると考えられています。
❻一番下の切開創から卵巣と子宮を引き出して、子宮頸管を結紮離断していきます。
腹腔鏡手術後の傷口です。
開腹手術後の傷口です。
傷口の小ささは一目瞭然です。傷口が小さいため痛みは開腹手術より少なく、
術後の回復が早いのが腹腔鏡手術の一番のメリットです。
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