各種ワクチン接種
VACCINE
犬や猫のワクチン接種は非常に重要です。ペットの健康を損ない、時には死に至ることもある感染症からペットを守ることができるからです。
犬は散歩に行けば色々な物の匂いを鼻を突っ込みながら嗅ぎ、お友達がいれば鼻を付き合わせて挨拶したりします。この行動自体はとても自然な行動です。しかし、このような行動が感染症にかかる原因にもなります。
外に出る猫は近所をパトロールすることを好み、他の猫との出会いもあるでしょう。
完全屋内飼育の猫も近所に感染している野良猫がいると直接接触しなくても感染するリスクが高くなります。
ワクチン接種は一定期間病気に対する免疫を作り、ペットを感染症のリスクから守ることができます。
ワクチン接種について不安や質問がございましたら、気軽にご相談ください。
狂犬病予防接種
狂犬病はウイルスが原因の病気です。現在日本では60年ほど自然発生的な発症はありませんが、人も含め全ての哺乳類に感染し発症すると麻痺、狂躁を起こし100%死亡する非常に怖い病気です。
犬を所有してから30日内に市町村に登録し、鑑札の交付受けるとともに、狂犬病の予防注射を受け、注射済票の交付を受けなければなりません。
ウイルスが日本にいつ入ってきても感染を広げないように、犬は1年に1回狂犬病の予防接種を行うことが法律により定められています。
また、交付された鑑札と注射済票はかならず犬につけなければなりません。
混合ワクチン接種
混合ワクチンは犬猫の重篤なウイルス性、細菌性疾患を予防するために行います。
これらの病気は感染してしまうと有効な治療が少なく、命を脅かすものです。
そのため感染しないこと、予防することが大切です。
ワクチンは成犬・成猫の場合は1年に1回、子犬・子猫の場合は月齢に応じて数回の接種を行います。
当院では以下のワクチン接種を行なっております。
・犬8種混合ワクチン(静岡県ではレプトスピラが毎年報告されており、全国で最も報告の多い地域の一つです ので、レプトスピラ予防の入った8種混合を推奨しています。)
・猫3種混合ワクチン
・猫4種混合ワクチン
抗体価検査
当院では特別な理由がない限り1年に1回のワクチン接種を推奨しております。
しかし、ワクチン接種するべきかを迷うケースもあります。
例えば高齢、持病もち、ワクチン接種の後の体調不良の経験があるなどです。
こういった場合にはワクチンの抗体検査を受けて体内に免疫が十分にあるかどうかを調べることができます。