top of page

右大動脈遺残

PRAA:Persistent Right fourth Aortic Arch

犬猫の右大動脈弓遺残は先天的な異常で、通常左に位置するべき大動脈弓が右側に残存する状態を指します。この異常は食道や気道を圧迫し、呼吸困難や嚥下障害を引き起こす可能性があります。X線や超音波などの検査で診断され、治療法としては手術が一般的です。手術により正常な解剖学的配置に修復され、症状の改善が期待されます。発見が早いほど治療の成功率が高まり、犬猫の健康状態を改善するためには早期の診断と治療が重要です。

IMG_0140_edited.jpg
一般的な症状

一般的な症状は以下の通りです。
・呼吸困難
・食欲不振
・嘔吐、突出

​検査・診断

・レントゲン検査やCT検査
・超音波検査で異常な血流の確認

など、症例により検査内容は変わります。

​治療

外科的治療:異常な組織の除去により食道の圧迫を解除
内科治療:外科治療に並行して治療が必要

症例紹介

メインクーン

​主訴

慢性嘔吐 突出 3歳 避妊メス

CT画像

右大動脈遺残

右から出ている大動脈の影響で、食道が狭窄し、食べたものが食道を通る事ができず、停滞しています。

右大動脈遺残

右大動脈遺残

​診断

右大動脈遺残による食道狭窄および食道拡張

治療

外科的治療

bottom of page