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X-レイズを見ると医師

肉芽腫性髄膜脳脊髄炎

GME:Granulomatous Meningoencephalomyelitis

肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)は、犬の中枢神経系を影響する炎症性疾患で、免疫細胞が攻撃し組織変化を引き起こします。多岐にわたる神経学的症状や行動変化が見られ、診断にはMRIや脳脊髄液検査が用いられます。治療には免疫抑制薬が含まれ、症状の軽減と進行の遅延が目標です。

一般的な症状

・突然のけいれん
・歩行困難やふらつき
・東部の圧痛や頭を振る仕草
・食欲不振や吐き気
・神経学的異常(例えば視覚障害や感覚の異常など)

​検査・診断

・神経学的検査
・血液検査
・MRI検査による脳や脊髄の画像診断
・脳脊髄液検査

​治療

・抗生剤や抗炎症薬投与による炎症の抑制
・対症療法として症状の緩和や管理

症例紹介

トイ・プードル

​主訴

左半身麻痺、右側への捻転斜頸、姿勢反射とれず、眼振等

​MRI画像

肉芽腫性髄膜脳脊髄炎

大脳左側吻側部、大脳右側頭頂から尾側部、左小脳に炎症を疑う所見がみられます。

肉芽腫性髄膜脳脊髄炎

大脳左側吻側部、大脳右側頭頂から尾側部、左小脳に炎症を疑う所見がみられます。

治療

抗炎症としてステロイド治療を行い、いつも通りの生活ができるようになりました。

肉芽腫性髄膜脳脊髄炎

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