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肺葉切除
Lobectomy
犬猫の肺葉切除の適応には以下が含まれます:
1. 肺腫瘍: 良性または悪性の肺腫瘍の切除による治療。
2. 肺感染症: 慢性的な肺感染症や肺膿瘍の治療。
3. 外傷: 肺の重篤な損傷や損傷部位の切除。
4. 気胸: 空気が漏れてしまう肺の切除。
5. 肺葉捻転など
これらの状況において、肺葉切除は犬猫の健康を改善し、症状の軽減や疾患の進行を防ぐために行われます。
患部の肺を切除することで腫瘍や疾患が広がるのを防ぎ、症状の軽減をすることがこの手術の目的です。その多くは肺腫瘍の摘出のための肺肺葉切除ですが、腫瘍以外の肺疾患(肺捻転や肺嚢胞の破裂による気胸など)でも実施します。
一般的な症状
症状は疾患により違いはありますが、
・咳
・呼吸困難
・食欲不振
などが一般的な症状です。
検査・診断
・レントゲン検査:肺の異常所見の有無を確認します。
・超音波検査
・CT検査
・切除した病変の病理組織検査
治療
一般的には開胸手術によって肺葉切除しますが、腫瘍の大きさや発生部位によっては胸腔鏡を使用して低侵襲性手術も可能です。
症例
ラブラドール・レトリバー 12歳
主訴
健康診断により発見
画像検査
診断
肺腫瘍 組織球肉腫
治療
開胸手術による右側中葉摘出術
右側中葉にあった肺腫瘍を摘出したところです。
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